仲本流

4月1日の投稿について...

4月1日のエイプリルフールの22時頃に投稿した記事(すでに削除)について、真面目に受け止めた元生徒の方々から冗談では済まされないほどの数のコメントをいただいたみたいです。このHPの管理人(同僚であり友人)から

「先生、言っていいことと悪いことがあるんですよ」

と叱られました。この

言っていいことと悪いことが分からない

というのは、多くの人がぼくを語るさいに、まっ先に出てくるコメントのようです。

小学校の頃から、大人たちが僕に向かって投げつけるこの言葉と戦ってきました。

つい3日前も、年下で仲良しの同僚(AKE慶先生とF井先生)が僕の頭越しにこんな会話をなさっていました。

F:××さんって、言っていいことと悪いことがたまに分からないんですよ。仲本先生と同じで。

A:そうそう。ただし、この人(年上の私を指さして)はいつもだけどね。

 

ぼくのパープー(「アホ」「愚か者」の意味の広島弁)さが失われることは決してありません!今日も明日もパープーに頑張ります!

 

 

Getting Started!

今年は初めての校舎、大阪南校からスタート。初回だけ特別に前乗りしました。

バカは高いところに登りたがる。52階はハンパなく高い(double meaning)。
来週からは日帰りだあ(^_^;

本部校舎初日の前夜はいつものように鯛のお頭で。

 

 

新年度、講師室のメンバーはこんな感じ。業界最強の講師陣です。

 

今年も規則正しく、ゆるく、楽しくやっていきましょう。

 

 

秒速で1億円稼ぐ予備校講師への道 その3

4日間も放置してました。悪い癖です。業界内で人気爆発のこのコーナー、前回は

予備校講師の学力

というテーマでしたね。英語の講師の場合は「学力」の定義があいまいだと。

大切なのは、

キャリアが浅い講師は「テキストを教える」ことをしながら知識と経験を積み、

キャリアを積んできたら自分なりのノウハウに基づいて「テキストで教える」。

これにつきます。

確実に言えるのは、他人のことを「彼は英語ができない」とか言っている講師とはできるだけ距離を置くことです。

 

5.生徒のつかみ方

4月の中旬から新学期がスタートします。
多くの予備校講師にとっては、最初の授業で生徒を「つかむ」ことが最優先の課題となります。
そんな時代は(少なくとも僕たちの職場では)もう終わったのだ、と気づかなくてはいけないんだけど、
相変わらず、初回から「つかみ」にかかる先生、多いみたいですね。
つかみ方は多種多様です。

1)自分の経歴・実績を自慢する

「わたしは予備校講師になる前、あの○○に勤めていました。あの○○ですよ。だから他の講師と違って優秀なんです」
→ 本当に優秀ならあの○○を辞めるわけありません

「去年、俺の授業を受けていた奴が○○に合格した」「合格した奴を××人つれて飲みに行った」
→ 19歳にお酒を飲ませるのは法律に違反します

2)高校の先生の教え方をディスる

「君たちは高校で〜〜と習っているが、そんなのはウソだ」
「〜〜なんてデタラメ習っているから落ちたんだ」
→ 同じ高校で合格している生徒はいます

3)テキストをディスる

「俺はこの英文法のテキストの章立てはおかしいと思う」
「この英文法のテキストにはこう書いてあるけど、それは間違っている」

→ すみません。すべて私の責任です。おわびにいつか殴ってさしあげます

4)自分も劣等生だったと媚びる

「俺も昔は偏差値が20代だった。それでも死ぬ気で頑張ったら合格できた」

→ その偏差値はひょっとして全国屈指の名門進学高校の校内偏差値では?

5)いい人アピールする

「俺は今まで人の××を△△したことはない」
→ けど○○したことはあるのでは?

すみません、これからNHKの「クローズアップ現代」見るので少し休憩します。

 

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http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3788/index.html

 

視聴終了しました。もう少し踏み込んで取材して欲しかったなあ。

この手の人たちの不倫行為については週間文春は追っかけないのだろうか?

そう言えば、キャスターが、親分のセリフを直接話法で述べるときに思いっきり広島弁でしたね。

広島県民に対する差別を感じました。

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話を戻します。生徒の立場から見れば、もっとも理想的な初回の授業は

☆この予備校に来てよかった
☆この先生にこれからも習いたい
☆勉強に対するやる気がわいてくる

と思わせてくれる授業です。講師にとって、初回の授業は何度やっても緊張するもの。
新しい生徒たちとの出会いが楽しみでなりません(すでに“いい人アピール”はいってます)。

さて、次回はいよいよ最終回。

予備校講師の不祥事

について、お話ししましょう。

 

秒速で1億円稼ぐ予備校講師への道 その2

こんにちわ。前回述べたように、このタイトルはすでに破綻しているのですが、

気に入っているのでこのまま続けます。

 4.予備校講師の学力

結論から言えば、予備校講師には学力は不要です

とまでは言い切れないにしても

学力と人気は比例しません。

集客力(受講者数)トップの講師は多くの場合、他の講師から

あいつは英語が(数学がetc)できない

とバカにされます。まあ、ヤッカミもあるんだけどね。

英語の講師の場合、そもそも「できる」の定義があいまいです。

1.英語をネイティブのように使いこなせる(読み書き・会話)

2.英語についての知識が豊富

3.英語の入試問題についての知識が豊富

4.英語を受験生にわかりやすく解説することができる

このうち、どれをもって「英語ができる」という判断をするのか、共通の基準がないのです。

定義もはっきりしないまま「あいつは英語ができない」というレッテル貼りが行われているのが現状です。

なかには

「ネイティブや帰国は英語ができない」

なんて暴言を吐く講師もいます。

失礼なことを言うんじゃない!

ネイティブが英語堪能なのは当たり前として、帰国子女だって英語はできるっちゅうねん。

上智の僕のクラスにいた帰国子女の

アキコちゃんやカズコちゃんやキワちゃんやキョーコちゃんやシゲコちゃんやナナちゃんやナオミちゃんやノブコちゃんやヒロコちゃんやマキコちゃんやマユミちゃんやマリちゃんやモトコちゃんやユーコちゃんやユキコちゃんやユミコちゃんやレイコちゃんたちは(あいうえお順)

みんなマジクソ英語ペラペラやっちゅうねん。

Z会で全国一位を二度もとった在日邦人であるワシのプライドは粉々に砕かれたっちゅうねん。

昭和だから女子は「○○子」が多いっちゅうねん。

 

 

あっ、これから家族で焼肉食べに行くから中断しまーす。

 

 

負け越しても、この人が勝ってくれさえすれば、それでいい。。。

 

秒速で1億円稼ぐ予備校講師への道

1.はじめに 

僕は普段代々木ゼミナールで講師をするかたわら、提携する塾や予備校で講演活動をしています。今回、講演を聞いた関係者の方から「生徒のためではなく、講師のための講演をしてほしい」という依頼を受けました。

しかし、僕は代々木ゼミナールと専属契約を結んでいる身なので、勝手に講演をしてギャラをいただくと内職扱いされ、ペナルティを課されます。僕はもうこれ以上代ゼミから叱られたくないので、今回は講演ではなく、このホームページで記事としてアップすることにします。タイトルは

『秒速で1億円稼ぐ予備校講師への道』

とします。Amazonでうさんくさそうな本のタイトルを探して、これに決めました。

もちろん私が秒速で1億円稼いでいるわけではありません

2.予備校講師の収入

先日昔の職場仲間と話をしていて、驚愕の事実を知りました。なんと、予備校講師の初任給(時給)は私が予備校講師になったとき(28年前)と比べて激しく下がっています。下がるってどうよ。いまどき、ガリガリ君でも値上げしています。この逆アベノミクス状態がある以上、予備校講師が1億稼ぐには流行語大賞を取ってテレビの冠番組を持つしかありません。

これでわかるように、この記事のタイトルはすでに破綻しています。それでも記事は続きます。

 

3.予備校講師の学歴

予備校講師の学歴は簡単に詐称できます。僕だって公称では上智大学を出たことになっていますが、本当はテンプル大学を卒業しました。あっ、パリ第一大学にも留学しましたし、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを習得しています。

予備校講師の場合、あまりにも華麗な学歴だと生徒が引くので、ほどほどの高学歴でいいようです。私の母校上智大学は数多くの予備校講師を輩出しています。某予備校の「東大模試」「東大解答速報」なんてほぼ上智の外英出身者だけで作成されていますが、予備校講師の学歴としては「上智」ブランドはイマイチです。

現に僕は「上智出身」というだけで、代ゼミの早大クラス(早大生ではない)の学生から下に見られたことがあります。

構文の授業で、下線部訳として「テストで点が取れる直訳」を提示していたら

上智出身だから訳が下手

と言われたこともあります。言っておきますが、上智でも英語の授業はマーク式で行われるわけではありません。

あっ、気付いたら愚痴になっていました。悪い癖です。

ここらへんで、いったん休憩しましょう。続きは明日。

内容は

・予備校講師の学力

・生徒のつかみ方

・予備校講師の不祥事

を予定しています。乞うご期待。

 

 

新年度の誓い

プロ野球選手にとってのお正月が開幕なら、

予備校講師にとっての正月は4月1日。

ぼくは毎年、この新しい年の始まりに、

ひとつの誓いを、こころに刻むことにしています。

「人の悪口を言わない」

これだけ。

なかなか難しいことだけれど、守り通してきました。

 

だから、今年も続けていこう。