【ひろりん雑記】31年ぶりのReunion...
代ゼミ講師の私には関係ないのだが,世間ではゴールデンウィーク最終日である。
長い人になると最大9連休らしいが,私は1月24日から4月12日まで79連休だったので少しも羨ましいとは思わない。
連休初日の土曜日(29日),そう誕生日の1日前に上智の同窓会に参加した。初めてのこと。
女の子から「仲本くん」,男からは「仲本」と呼ばれるのが妙に新鮮だ。
予備校では年齢に関係なく「—-先生」と呼び合い,親しくなると「—-さん」が普通。
だから私のことを面と向かって「仲本」と呼び捨てにする講師はいない。こちらも年下の講師を呼び捨てにすることはない(たぶん)。
もちろんこれは「面と向かって」という条件付きであって,裏では生徒も,20代の代ゼミ職員ですら「仲本」と言っているはずだ。
この業界で「仲本」と呼び捨てにするのは高校の先輩や,大学の同期・先輩だけ。今ではみんな各教科の主任クラス。
あっ,輩ぶって「仲本を呼び捨てにする俺」を演出したくてたまーに「仲本」と呼んでくる年上の講師もいるけど,殴ったら罪になるのだろうか?
話を戻そう。同窓会の話。
女の子は「仲本くん」と呼んでくれる,と書いた。
そう女の子なのだ。いくつになっても磯野フネと同じ年になっても,磯野波平と同じ年である私にとってはいつまでも「女の子」なのである。
クラスのマドンナであった「マリちゃん」は今でも「マリちゃん」だ。
クラスの暴言番長であった私は今でも「仲本くん」であり,今でも在日邦人(非帰国子女のクラス内での呼称)なのだ。
多数を占める帰国子女軍団は,やはり就職も強かった。日本を代表するメーカー,マスコミ,金融関連に勤める人が多く,海外勤務歴がハンパなく華麗。
昔も今も,英語が上手だと就職でも圧倒的に有利である。受験生のみなさんには迷うことなく英語を勉強して欲しい。
個人的には,生まれ変わったら帰国子女になりたいと思った。脱在日邦人だ。
上智大プレで全国1位を取り,「日本語が苦手なの♡」と言って私に英語の道をあきらめさせたマリちゃん。新しいボーイフレンドの名は
ジュリアーノ
なんだそうだ。
金平
でも
正男
でもない,
ジュリアーノ。
イタリア人の彼は毎日
Ti Amo ♡
と言ってくれるらしい。在日邦人には縁のない人生だ。せいぜいカラオケボックスで
Ti Amo
を歌って,腹筋鍛えて三代目J Soul Brothersへの加入を目指すしかない。
やっぱり生まれ変わったら帰国子女だな。