ENGLISH☆GUILD

2023年度の代ゼミ生へ:担当講座の説明

2023年度、代々木ゼミナールで仲本が担当する講座は以下の通りです。

■ 本科

・英文法〈A〉〈B〉〈C〉

言うまでもなく、英文を[読み」「書き」するための基礎講座です。ここでいう「基礎」とは「簡単」という意味ではありません。ベース(土台)という意味です。

いわゆる「英文法問題」を解くための講座ではありません(それは2学期に設置されます)。

代々木ゼミナールでは、1学期に英文法の全分野を修了します。

週2回授業が行われ、(1冊ですが)【第Ⅰ集】と【第Ⅱ集】に分かれたテキストを、原則として2人の講師が担当します。オリカリであれば同一講師の授業を選択することが可能な場合もあります。

 

1)テキストの構成

文法事項の見出しの後に、例文が続きます。それぞれの例文にはすべて異なる文法的意図が含まれています。その意図がすべて分かるようになれば、必要な文法事項はすべてマスターしたとみなすことができます。

各レッスンの終わりにボリュームたっぷりの演習問題がついています。

 

2)〈A〉〈B〉〈C〉の相違点

扱う文法事項にそれほど差はありませんが、例文と演習問題の難度が異なります

 

3)テキスト作成者仲本の素顔

高校時代に英文法オタクになり、大学院で太田朗先生のもとで英語学・英文法理論を学び、トフルアカデミーの英文法テキスト(高2・高3/浪人生)を執筆し、駿台では御茶ノ水(東大・早慶)、市ヶ谷(医系最上位クラス)でほぼ一人で英文法を担当しました。

代ゼミに来てからは2000年以来、ずっと英文法〈A〉〈B〉のサテラインを担当しています(2016年に〈C〉が新設されてからは〈C〉も担当)。

大学時代に英文法理論を学んだとはいえ、別に大学受験生に特別な、「学校で教えない」英文法「の真相」を教えるわけではなく、きわめてノーマルでプレーンで良質な内容を教えることを心がけています。読解方法は「クセが強め」な先生が多いので(^^ゞ、そのベースとしての「英文法」はプレーンであればあるほど効果的です。さまざまな先生方が工夫して味付けした豪華なおかずに合う、最高級の老舗旅館で出す、いいお米を愛情こめて炊いたごはんをイメージしてください。

代ゼミのカリキュラム上、第Ⅰ集と第Ⅱ集を別の講師が担当することになるのですが、英文法〈A〉だけは、第Ⅰ集と第Ⅱ集を私が担当します第Ⅰ集を受講される方(オリカリ)は、できれば第Ⅱ集も受講しましょう。ただし、第Ⅱ集を受講される方は1学期のみの授業となるため、2学期以降は別の先生の授業(長文演習系)を選択していただくことになります。

 

3)仲本が担当する講座

英文法〈A〉 

第Ⅰ集

本部校*  水曜日2限

     木曜日3限

新潟校   月曜日3限

第Ⅱ集

本部校*  木曜日 1限

英文法〈B〉 

第Ⅰ集

本部校* 木曜日2限

    水曜日1限

新潟校 月曜日4限

英文法〈C〉 

第Ⅰ集

本部校*  金曜日3限

新潟校 月曜日2限

*サテライン放映

・英語構文〈B〉

おそらくどこの予備校でも設置されているであろう、「英文解釈」「精読」の授業です。

駿台にいたときから、伊藤和夫先生が執筆されたテキストを予習し、伊藤先生ご本人の授業を1年分録音されたテープを聞き、自分なりの訳を作るという作業がとても好きでした。

英文を文法をフル活用して丁寧に読んで、辞書を引いて和訳を作る

高校時代にZ会でやっていたことを給料をもらいながらできるなんてこの飢えない喜びでした。

自分が作成に関係していないにもかかわらず担当する、唯一の授業で、僕が一番好きな授業でもあります。本部で1コマだけ担当します(サテライン放映あり)。

 

 

本部校*  金曜日2限

■ オリジナル単科

・ENGLISH NAVI〈上級英文法講義〉

 駿台文庫から出版した「英文法TOP100」が、爆発的に売れて一時はドル箱の「英頻」を抜く売り上げを記録したことから、とりあえずあの生意気な講師にオリジナルの授業を持たせてみようということで、担当することになった「英文法 NAVI」。代ゼミに来てからは総合的な内容を扱い「ENGLISH NAVI」という名称になったのですが、今年度は初心に返って、文法だけの「上級」な講座にしました。

一通り、英文法はやった気がするし、英語も嫌いじゃないし、なにより読解はそれなりに点は取れている。けれども英作文だと文法的なミス(時制や冠詞)が多いし、読解でも少し構造が難解になるとフィーリングに頼ってしまう。そんな人のための講座です。一通り「学んだはず」の英文法の穴をしっかりと埋めていきます。

 

・ENGLISH 倶楽部(速習)

 「量より質」でも「質より量」でもなく「質&量」、「習うより慣れよ」ではなく「習ってから慣れよ」を実践する講座です。週6回の復習を24回行えば、1文レベルとしてはかなりの破壊力のある英語力が身につきます。英語が苦手な人、これまで勉強をしてこなかった高3生がまずは半年かけて「英語が好き&得意」な人になるために最適の講座です。基礎、もしくは標準レベルの読解講座と合わせて受講されるととても効果的です。

 

・英文法入門(速習)

 「アルファベット以外は何も知らない」という高1生、高2生のための講座です。速習可能な講座なので、夏休みなどに一気に受講することも可能です。スタジオでの収録授業で仲本の雑談が唯一フルに含まれている講座です(^^ゞ

・英文読解入門

英語の読解はとりあえず「分かる単語をつなげて」「フィーリングだけ」でこなしてきたという高2生向けの講座です。英語が好きなら高1生でも大丈夫。早いうちに正しい読み方をマスターしておくと、「量」を確保するための時間がたくさん持てます。