構文精解の大意

英語構文〈A〉の大意(11)

Lesson 11

(3)  特定の新聞や雑誌に慣れ,しばらくすると,そのメディア特有の内容を当然のものと思い込むようになることが多い。特定の新聞や雑誌が提供する内容をすぐに理解できるようにするには,そのメディアにある程度精通していることが必要となる場合が多い。しかし,当然ながら,お気に入りの新聞や雑誌が具現化する特定の世界観に慣れるにつれて,そのような見方もしょせんは多くの可能な見方の一つにすぎないのだということを忘れてしまう危険性がある。

way of looking at the world : 世界観
take … for granted : …を当然のことと思う
embody : (考え・精神など)を具現する
after all : 結局は,そもそも,何といっても

 

Lesson 12

(1)  たいていの人は自分の好きなように時間を使っていいと言われると,するだけの価値がある楽しいことを思いつかなくて困ってしまう。そして何をすることに決めても,何か他のことのほうがもっと楽しかったのではないかという気持ちに悩まされるのだ。知的に余暇を過ごせる能力は文明の最後の産物であるが,今のところこのレベルに達している人はほとんどいない。

decide on : …を選ぶ,決める

(2)  口論を経験したことがある人なら誰でも認めることだが,人は自分の判断に対して巧みな言い訳をする傾向がある。この言い訳は事後の正当化にすぎないと私たちが信じても不思議はない。けれども,この人が間違っていることを証明するとなると話は違ってくる。私の理由をあれこれいうお前は何様だということになるからだ。

confirm : 真実だと認める
elaborate justification : 巧みな言い訳
every reason : 十分な理由
nothing more than … : …にすぎない,…でしかない
rationalization : 正当化,合理化
entirely different matter : 全く別の問題

 

(3)  水路に続き,鉄道が建設されたことにより,近代農業と工業に不可欠な市場拡大と,散在する資源の集中が可能になった。19世紀後半,製造業者の急成長を可能にしたのは,アメリカ大陸を縦横に広がる,支線網でつないだ大鉄道網である。

waterway : 水路
scattered : 散在している
railway system : 鉄道網
span : …に広がる
feeder line : (航空や鉄道の)支線

 

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英語構文〈B〉の大意(8)

Lesson 10

(3) 言わなければならない大事なことがあるからではなく,沈黙や自分の存在に気付かれないことを恐れているために口を開くことがある。また何かを学ぶためではなく,退屈していて時間を埋める必要があるから他人の言葉を聞いたり読んだりすることもある。

 

(4) 文化を説明しようとする人を待ち受けているよくある落とし穴は,文化は固定していて変わらないという印象を与えることだ。これほど真実からほど遠いことはない。全ての文化は変化するものである。変化のスピードが社会によって異なることはあっても,変化しない文化など存在しない。

 

Lesson 11

(1) 数年前,私は日本で一連の出来事に巻き込まれて,すっかり困惑した。自分の文化の観点から見た物事が,異国の文化の観点から見た場合に,全く異なる意味を持つことがあるということを私が知ったのは後になってからだ。

 

(2) 日本人が感じる連帯責任の感覚は,高い能力を引き出すための動機としては効果的だが,西洋で重視されているある種の個人主義を間違いなく制限していることは否定できない。日本人について知っておくべき最も重要なことはおそらく,彼らは本能的に集団の意見の一致という原則に基づいて行動するということだ。

(3) 今日私たちは水はあって当たり前だと思いがちだ。過去3年間の干ばつの間のように供給が止まったり,農業や工業による汚染が明らかになったりしてはじめて水がどんなに貴重な資源であるかということに気づかされるのだ。

英語構文〈A〉の大意(10)

Lesson 10

(3) 私の見るかぎり,彼ほど通常の意味での「野心」のない男はかつて存在しなかった。とんとん拍子で出世したとしたら,それは押しの強さで雇い主の目にとまったからではなく,雇い主の方が彼を出世させるといって聞かなかったからだ。彼は創造のエネルギーにあふれ,想像力を駆使して生きていた。銀の皿の中の一枚の金貨のごとく,凡人の中では否応なしに目立つ存在だった。

as far as S can judge : Sの判断では
thrust oneself : 出しゃばる

Lesson 11

(1) 世界のより多言語な社会の多くにおいて「あなたの母国語は何ですか」という単純な質問に答えることは容易でさえない。また,パキスタンからイギリスに移住した家族に見られるような,多様なケースを考慮することも容易ではない。このような家庭では,母国語に加えて,母親はひどい英語を話し,父親はまあまあの英語を,10代の子供は上手な,流暢でさえある英語を話すことがある。

allow for … : …を斟酌する,考慮する,見越す
immigrant family : 移民家族
moderate : ほどほどの,並の

(2) 日本語の問題は,日本が自ら作り出した面もあるが,言語の様々な実態の不幸な結果でもある。まずは,日本語に関する根も葉もないうわさを打ち消そう。多くの外国人は,その大半が日本語の知識をちょっとしか持ち合わせていないくせに,日本語が明瞭性や論理性に欠け,現代の科学技術のニーズに合わないと不満を漏らす。

dispose of : 捨てる
canard : 流言,根も葉もないうわさ
precious little : わずかばかりの

 

Lesson 12の和訳指定箇所!

(1) 3行目〜
And whatever they decide on, they are troubled by the feeling that something else would have been pleasanter.

(2) 1行目〜4行目
As anyone who … after the event.

(3) 1行目〜3行目
It was the building … and industry depend.

 

英語構文〈B〉の大意(7)

Lesson 9

(2) ゴリラは,人間が人気のある動物をえこひいきすることを示す絶好の例である。ゴリラほど我々に似ている種はいない。しかし長年,ゴリラはスポーツや食料のために狩りの対象となった。ゴリラは,人々の娯楽のために使われ,「キングコング」のような映画の中では怪物にさせられた。人々は彼らの土地を奪う。ゴリラが保護されているカメルーンでさえ,人々はゴリラを生きているよりも死んでいる方が価値があると考えている。

 

(3) かなり早い時期から,子供は両親や大人の権威に依存しなくなり,同年代の仲間により依存するようになる。幼稚園や保育園での子供の行動についての調査によれば,子供は同年代の仲間に認めてもらおうとすることに比べて,大人の関心と興味を得ようとすることにはまったく夢中にならないことがわかった。

 

Lesson10

(1) 動物園の動物はもはや自由ではないが,野生での生活がつねに快適とはかぎらない。例えば,敵に近寄らないことが困難な場合が多いし,昆虫や鳥,そして獣は絶えず共食いも行っている。

 

(2) 現代のコンピュータに関する最大の問題の一つは,全ての命令に機械的に従ってしまうということだ。我々が本当に意図したかどうかにかかわらず,コンピュータはやれと言われたことを行う。さらに,コンピュータは自分で電源を入れることはできないし,また自分で全く新しいことを始めることもけっしてできない。

 

 

英語構文〈B〉の大意(6)

Lesson 8

(2) 4歳になる息子のジャマルがスーパーマーケットで安っぽい水鉄砲を見つけ,買ってくれと私にせがんだ。私は,その鉄砲はちゃちだから絶対にすぐに壊れてしまうと指摘し,別のお店でずっといいものが見つかるよと言って話を切り上げた。
ジャマルは納得せずにせがみ続けたので,私は安易な解決策を取り,そのおもちゃを買い与えた。家に着いて車から降りようとしたその時,そのプラスチック製のピストルは地面に落ちてバラバラに壊れてしまった。

 

(3) この(スノボーの)成長ぶりに気をよくしたジェイク・バートンは,スノーボードがスキーよりも人気が出るかどうかではなく,いつそうなるかについて語る。1839年に野球を発明したと考えられているアブナー・ダブルデイとは異なり,40歳のバートンは,この15年間自分が中心となって作り上げてきたスポーツであるスノーボードによってかなりの金持ちになった。

Lesson9

(1) 過去25年にわたって,アメリカの幹線道路網はかろうじて広がった程度だが年間の総走行距離はほぼ2倍になっている。現在この国には,ドライバーの数より多い約2億台の自動車がある。メリーランド大学の研究によると,親は子供と過ごす時間の2倍を平日の車の運転に費やしているということだ。

英語構文〈A〉の大意(9)

Lesson 10

(1)赤の他人と二人きりでいると,とてもばつの悪い思いをすることが多い。話をしないでいると,ピリピリした雰囲気になることもある。しかし,天気のような当たり障りのないテーマについて相手に話しかけることで,実際には多くを語る必要なしに関係を築くことが可能だ。列車の個室でのこの種の会話—-もちろん世間で思われているほど頻繁にではないが,実際に行われる—-は,言語が頻繁に果たす類の重要な社会的機能を示すいい例だ。

embarrassing : きまり悪い,ばつの悪い
neutral : 当たり障りのない,角が立たない
strike up a relationship with … : …と親しくなる,関係を築く
popular myth : 間違った社会通念

(2) 私たちの社会的知識がいまだに学問的な発展の初期段階にあることは,ある意味驚くに値しない。社会を厳密に科学しようという試みが初めてなされて以来まだ一世紀も経っていない。この目標が実際どれほど達成できるかは今後の課題である。しかし,様々な種類の進歩を遂げることは可能であり,また実際に遂げられるであろうことは間違いない。

it is not surprising that … : …は当然のことである,驚くに値しない
work out … : …を苦労して作り出す
fulfill the goal : 目的を果たす

英語構文〈A〉の和訳指定箇所 __ Lesson 10

明日(22日)の和訳指定範囲は以下の通りです。

Lesson 10

(1) L6 ~

Railway-compartment conversations …から最後まで

(2) L3 ~

How far this goal … to be seen.

(3) L1 ~

He was, so far as …から… who ever lived(L2)まで

L6 ~

could no more help being …から最後まで

 

それにしても告知が遅すぎるわ!!

 

ゴメンナサイ<(_ _)>

 

 

英語構文〈A〉の大意(8)

Lesson 8

(3) 群集の中で,人は論理的思考や道徳的判断能力を失う。暗示にかかりやすくなり,ついには自己判断力や意志もなくす。非常に激しやすく,個人の責任感も集団の責任感も失う。突然過度に激怒,熱狂,パニックしがちになる。早い話が,強い酒を一気飲みしたように振る舞うのだ。

assemble : 集める
reasoning : 論理的思考
suggestibility > suggestible : 暗示にかかりやすい
cease to do : 〜するのをやめる、〜しなくなる
excitable : 興奮しやすい
collective respoinsibility : 集団責任、連帯責任
subject to … : …しがちである
excesses : 行きすぎた行為、残虐行為
rage : 激怒
dose : (1回の)服用量
intoxicant : 酔わせるもの

 

Lesson 9

(1) 20~30年前に比べたら,日本人が外国人の親友をもつことは,今ではまったく珍しくない。何万人という日本人が留学経験をもち,国内外で友人を作る機会も増えた。幼馴染や学生時代の友人より,強い友情で結ばれる場合もある。一番の親友が,日本人ではなく,遠い海外に暮らす外国人とさえ思っている日本人もいるかもしれない。

take advantage of opportunities : 機会をうまく利用する
in some cases : 場合によっては、時には
form a friendship : 親交を結ぶ、交友関係を築く
reside in … : …に住む、存在する、滞在する

(2) 嫉妬,怒り,嫌悪,敵意などの不快感と無縁に過ごすことは不可能だ。こういう感情は人なら誰でも経験するものなのだ。しかし,感情的な行動をコントロールすることはできる。最善策は,そういう感情と折り合えるようになることだ。マイナスの感情を回避できないのは,それがプラスの感情の一部である——つまり,両者が表裏一体の関係にあるからだ。寒さを経験したからこそ,暖かさの価値がわかるのと同じように,憎しみの感情を抱くことがどういう事なのかを知るからこそ,愛することの意味が分かるのだ。

part of human experience : 人なら誰でも経験するもの
live with … : (いやなことを)受け入れる
have feelings of hate : 憎しみの感情を抱く
all the more : だからこそ、なおさら、いっそう

(3) 多くの社会において,最初に,また最もよく読まれるのは,読者からの投書欄である。多くの人が自由に参加できて費用も時間もかからない——こんな公開討論の場はめったにない。また,社会の平均的な人々の声を聞くには絶好の場だ。だとすれば,文化を解釈するなら,これらの投書に目を通し,その行間を読み取る技術を習得するに限る。

forum : 公開討論の場
can’t do better than to do : 〜するに越したことはない、〜するのが最もよい
read between the lines : 行間を読む、言外の意味を読み取る、〔発言などの〕真意を理解する

 

英語構文〈B〉の大意(5)

Lesson 6

(3) 赤ん坊が泣かなければいいのにと思う親は多い。しかし、泣くという行為は、乳児が自分の世話をしてくれる大人たちに合図を送る唯一の信頼できる方法なのだ。それは意思疎通の方法であり、伝える情報によって泣き方も異なる。

Lesson7

(1) 私にとって探検は個人的な冒険だった。アラビア砂漠を訪れたのは、植物採集のためでも地図作製のためでもなかった。そんなことはあまり重要ではなかった。旅について書くことはおろか、話すことさえ、自分が成し遂げたことを台無しにすることになると内心分かっていた。私がそこへ行ったのは、砂漠の苦難と砂漠の民との交流の中に安らぎを見出すためだった。

(2) どこであれ観光する計画を立てる時には、旅行をより楽しく価値のあるものにするために、利用するかもしれない施設のいくつかについて知っておくことが役に立つかもしれない。昔から、旅行の楽しみの半分は何をして何を見ようかと計画を立てることだ。

(3) 物の見方を狭めすぎると失望を招く可能性がある。身近な問題に全力投球している間に、より大きな状況で事件が発生し、それまでの努力が水の泡になってしまう例は後をたたない。農民が丹精込めて整備した畑が、国際戦争によって台無しになることがある。地方の役人の計画が、国策によって覆されることもある。

Lesson 8

(1) 無人自動車がシリコンバレーの国道101号線を走っていたり,サンフランシスコの路上に駐車しているのを目にするのは,もはやそんな珍しいことではない。専門家の多くは,これからの10年で自動運転の車が一般的になると予想している。こうした技術を扱い,それについて考えている人々は,無人の自動車が未来の都市にとって何を意味するのかについて,すでに問いかけ始めている。

英語構文〈A〉の大意(7)

Lesson 6

(3) アメリカの階級事情に伴う特別な危険は幻滅と、それに続いて起こるねたみである。この国の社会は流動的で、幸運な人なら誰でも報酬を手にすることができるようと思われている。こうした誤った通念が容易にお金が稼げて出世できるという印象を与えるため、重要ではないと半ば確信している階級制度の中で身動きがとれなくなっていることに気づいた場合、失望と辛さは特に強烈なものとなるのだ。

special hazard : 特別な危険
attend : …に伴う
follow close on … : …の直後に続く
myth : 間違った通念、俗説
convey the impression : 印象を与える
readily : 容易に
be trapped : 身動きがとれない、八方ふさがりである

 

Lesson 7

(1) 二人が婚約してからの6週間、ぼくは彼女とよく会った。ビクターは一瞬たりとも気づかなかっただろうが、ぼくは彼に負けないくらい彼女を愛しはじめていた。ぼくを惹きつけたのは、彼女がもった天性の魅力でも、美しさでもなく、その両方が混ざりあった、内面の輝きのようなものだった。

see much of … : …とよく会う
inner radiance : 内面の輝き

(2) 日本でよく質問されるのは、「日本人の長所と短所はなんだと思いますか」ということだ。聞かれるたびにきまり悪い思いをする。何と答えるべきかわからないというせいもあるが、長所を強調して媚びる気も、短所を強調して怒らせる気もないからだ。

embarrassment : きまり悪さ

(3) 子供は、独りで生活する能力がない生き物なので、成熟するまで、特別な社会制度が援助してやる必要がある。援助が必要なのは、次の二点だ。一つは、栄養、暖、住居、危険防止など、さし迫った動物的ニーズを満たすこと。もう一つは、肉体的、精神的、社会的な能力を十分に伸ばせる環境を与えてやることだ。そうすれば、子供は成長したときに、物理的および社会的環境にうまく対処できるようになる。

immaturity : 未熟さ、未成熟
satisfy immediate needs : 差し迫った(緊急の)要求(ニーズ)を満たす

Lesson 8

(1) よほどの想像力でもないかぎり、子供に老いを想像させるのは不可能だ。若者がこう言うのをよく耳にする。「このまま年をとらずに済んだらなあ。年とるぐらいなら死んだほうがましだよ」おかしなことを考えるものだ。確かに「早死には幸運のしるし」とも書かれているし、イギリスには若くしてこの運命を辿った詩人が多数いる。バイロンやシェリーがその例だ。しかし、老年を経験しないというのは、実に悲しいことだと思う。イェーツやハーディ、そして他ならぬシェークスピアなど、年齢を経たことで新しい境地に達した詩人は数多い。

(2) エジソンやベートーベンやアインシュタインのような人物は、たとえ大昔に孤島に生まれ落ちたとしても、その社会で異彩を放っていたに違いない。しかし、彼らが偉業を成し得たのは、それを支える文化背景があってのことだ。

undoubtedly : 疑う余地なく、明らか
inconceivable : 考えられない、あり得ない
suitable : ふさわしい、適切な
setting : 環境、背景