構文精解の大意

英語構文<B>の大意(8)

Lesson11

1.研究によると、人々は現金よりも、クレジットカードで支払う時のほうが、著しく多くの支払いをすることを厭わないということだ。2倍以上にもなるとする調査もある。財布から紙幣を取り出して手渡す時、私たちは持ち金が減ったということを心に刻みつける。しかし、レジ係がクレジットカードを読み取り機に通して返す時、私たちはまるで何も支払っていないような感覚を覚えるのだ。

2.動物の頭の中で何が起こっているのかは分からない。私たちが意識と呼ぶものを動物が持っているかどうかは分からないし、どの程度物事を理解するのか、その感情がどのようなものなのかを知ることもできない。ネコが私について思うところが少しでもあるとしてもそれが何かは決して分からないだろう。しかし、これだけは言える。ネコと一緒に部屋にいる人は、その人についてたとえ他にどのようなことが言えるとしても、孤独ではないのだ。

3.手書きは重要なのだろうか。そんなことはない、と多くの教育者は言う。ほとんどの州で採用されている全米共通学力標準は読みやすい字を書くことを要求しているが、それも幼稚園と小学校1年生時のみである。その後すぐに、キーボードに習熟することが重視される。しかし、心理学者や神経科学者が言うには、手書きを過去の遺物と決めつけるのは時期尚早であるらしい。手書きとより広範な教育的発達との結びつきは根深いということを新たな証拠は示している。最初に手で書くことを学ぶと、子供たちはより速く読むようになるだけではなく、よりうまくアイディアを生み出し、情報を保持することができる状態であり続ける。言いかえれば、重要なのは何を書くかではなく、どう書くかなのだ。

英語構文<B>の大意(7)

Lesson 10

1.世界中で話されている言語のデータベースであるエスノローグの主張によれば、話す人が余りにも少ないので絶滅の最終段階にある言語が417あるとのことだ。カメルーンには、ルオ語を話す人は1人しかおらず、スウェーデンとノルウェーでピーテ・サーミ語を話す人はほんの数人しかいない。かつては狭い孤立した地域で言語が盛んに用いられた場所にも、現在では世界のその他の地域と日常的に接触しない人はほとんどいない。世界的に認識されている言語を話すことは、このような接触がもたらす機会を最大限に活用することを望んでいる人々にとっては、明らかに好都合である。

2.英語の綴りにはかなりの規則性があるが、全ての不規則性を排除することによって体系を改善できれば多くの時間とお金を節約することができるということには、誰もが同意するだろう。綴りの改革の提案は16世紀にまで遡ることができるが、改革を推進する中心的な運動はアメリカ、イギリスの両国で19世紀に始まった。綴り字改革協会はアメリカで1876年に設立され、イギリスの簡略綴り字協会は1908年に設立された。それ以来、数々の提案がなされ、数々の仕組みが考案され、その一部はかなりの細部にわたっている。

3.一方で、世界の漁獲量は1990年代半ば以降、年に約9000万トンにとどまっていたようだ。それはかなりの量だが、世界の魚介類の消費についていけるほどではない。1960年代には一人当たり年間で10キロだったものが、今日では17キロに増加している。発展途上国の何百万人もの人々が中流階級の仲間入りをし、また、魚類が美味しくて健康的なタンパク源だとますます考えられるようになっているため、その傾向は続くだろう。ワールド・フィッシュ・センター事務総長のスティーブン・ホールは「天然物だけではついていけない。このギャップを何か他のもので埋め合わせなければならない」と述べている。

英語構文<B>の大意(6)

Lesson 7

(3)あなたの歴史や状況がどのようなものであれ、現在までに自分に起こったことのために陥った状況から抜け出せないと考えるべきではない。過去を変えることは出来ないが、未来を変えることは出来ると言われることは多い。そして、まさに人間としての本質そのものによって、実際に未来を変えることはできるのだ。
ほとんどの点で、我々は地球上にいる我々以外の存在と大差ない。我々はいつか必ず死ぬし、その生存は地球次第である。我々は有機物であり、他の生物と同様に成長し変化する。しかし、決定的に我々が異なる点がひとつある。人間は、5万年前から10万年前に地球上に現れた。それは遠い昔に思えるし、実際にそうなのだが、地球の寿命という観点からすれば、それは、ほんの一瞬に過ぎない。地球自体は約45億年前から存在していると考えられている。これは想像もつかないほど長い時間だ。仮にその期間全体を1年と考えてみると、現代人が地球上に出現したのは、12月31日の夜中の12時のおよそ1分前だ。地球上でのほとんどの時間、我々は自然界の他のものと調和して生きていた。この300年で、我々は多くの点で地球を支配するようになった。なぜこうなったのだろうか。なぜ人間は、自然界の他のものとは違う存在になったのだろうか。簡単に答えれば、人間は生まれつき、ものすごい想像力と独創力を備えているからだと私は思う。

 

Lesson 8

(1)特定の方言、あるいはそのグループは、他の方言よりも高い地位を持っており、私たちが普通「言語」と呼んでいるのは、このような方言なのだ。しかし、この高い地位は問題となっている方言の本質的な性質とは何の関係もない。他の方言と比べて、より美しいわけでも、より論理的なわけでも、より歴史があるわけでもない。その高い地位はその使われ方と、それを使う人々に由来する。これらの方言はたいていの場合、教養のある人々や上流階級の人々によって用いられ、国の公的機関や教育で用いられ、書き言葉が存在し、標準化されている。「言語」という言葉は、公式に認められた方言に私たちが付与する、社会的かつ政治的な呼び名である。よって、方言の地位について同意が見られないと、その対立は必然的に政治的なものになる。

(2)元々はアイルランドのダブリンにあるビール会社の名前にちなんで名付けられた、ギネスブックの創刊号は1955年に発売され、今では毎年出版されている。その本には、多くの驚異的でユニークな世界記録が収められている。たとえば、現在生きている、身長の点で最も小さな犬はミラクル・ミリーという名のプエルトリコのメスのチワワで、2013年2月21日の時点では9.65センチしかなかった。アメリカのロッキー・ロビンソンは、2010年9月25日にバイクでの最高記録を破り、平均速度605.697キロをマークした。読者は様々な分野の世界一の記録を調べることができるだけではなく、独自の記録を樹立しようとすることもできる。審査員がこれらの様々な種類の記録を測定し認可するためには、客観性が絶対に必要である一方で、倫理的問題や安全性に関する配慮も考えなければならない。

(3)ユネスコ世界遺産とは、世界遺産委員会によって、類まれな普遍的な価値があると考えられる場所である。2012年の9月に、ユネスコ世界遺産の総数は962にのぼり、それにはアメリカのイエローストーン国立公園やオーストラリアのグレートバリアリーフ、ロシアのバイカル湖のような非常に有名な観光地が含まれている。この委員会は、文化面または自然面で極めて重要な場所の特定と保存を奨励している。歴史的な建造物や建物も含まれる。たとえば、平泉の歴史ある寺、庭、そして考古学的な史跡は2011年に東北地方の最初の世界遺産となった。小笠原諸島も2011年にリストに加えられた。時に東洋のガラパゴスと呼ばれる小笠原諸島は、極めて独特で稀な生態学的かつ生物学的進化の過程という、同委員会の基準を満たしている。

Lesson 9

(1)現代の産業が世界の生態系にもたらしうる損害には我々全員が気づいているが、広く話されている言語が、他の言語や生活様式に与えている影響に気づいている人はほとんどいない。英語は世界中に広まった。中国語やスペイン語、ロシア語、そしてヒンディー語も同様に有力な言語となった。これらの言語がより力を持つにつれて、仕事や文化の道具として使用されることも増える。このようなことが起こると、少数の人々によって話されている何百もの言語が世界中で消滅する。

(2)もし私が自身の経験から、成功したいと望んでいる若い女性に助言するように頼まれたら、おそらく次のように言うだろう。あなたが人生で本当に成し遂げたいことが何なのか、必死に考えなさい。何が最優先事項なのかをはっきりさせて、それ以外のことは少なくとも当面の間は諦めなさい。あるレベルに達するまでは、芝居も映画も控えることだ。他とは異なる完全に新しい、自分だけの最高のテーマを選びなさい。物理学で流行しているテーマがあるとすると、1000人の研究者がそれに取り組んでいるのが普通だ。そのような状況では、1001番目の兵士としてその大軍に参加しても意味はない。

(3)実際に、物語を求め、作り出すという傾向は人間性の一部に深く根ざしている。我々は、どこを見ても物語を目にする。古典的な心理学の実験で、幾何学的図形が画面上を動き回る短いアニメーションを説明するようにと求められた人は、まるでその物体が意志を持った俳優であるかのように、図形に意思があると考えるような言葉遣いをした。「赤い三角形が青い円を画面から追い出した」というように。

英語構文<B>の大意(5)

LESSON 6

(1)

犬を訓練する時は、罰を与えて失望や嫌悪の気持ちで見る前に、次のことを考慮に入れるべきだ。幼い時は、犬は繰り返すことでしか何が正しくて何が間違っているのかを知ることはできない。つまり善悪を論理的に考えることはできないのだ。

(2)

イギリス人は常に田園を愛好してきたが、その愛情を満たす時間と財力を手にしたのはごく最近のことだ。しかし今では、その愛情をとても激しく貫き通すため、ありあまる優しさで田園を破壊しつつある。

(3)

恐怖には、我々の生活をコントロールする信じられない力がある。この感情は様々な形で表れる。軽い心配から絶え間ない不安、そしてひどいパニック状態まで。恐怖は我々の心を閉ざし、意志の力を奪い去ることもある。また、恐怖それ自体が大きな力となるだけでなく、我々に苦痛をもたらす多くの有害な考え方に、隠されたエネルギーを与えるのだ。

LESSON 7

(1)

「ギャップ・イヤー」とは、学生が大学に進学する前に休暇を取ったり、大学院に進む前に何か勉強以外のことを行う期間のことである。それは旅行や労働に費やされることが多く、若者に有益な学習体験を与え、若者が新しい技術を身に付けるのに役立ち、若者をより自立させることが出来る。企業や大学は、冒険心、成熟、そして何かに真剣に取り組んだ証を見たいのだ。それで、有効に過ごしたギャップ・イヤーは、学生の人生に真の価値を付け加えてくれる。

(2)

アメリカではサメの攻撃が増えている。しかし、サメがより獰猛になっているからではない。2011年の31件から昨年の59件と攻撃は増加しているが、これは気候変動と関連があると専門家たちは述べている。プログレス・イン・オーシャノグラフィー誌の調査によると、気候変動はサメやその他の海洋生物を北方へ追いやりつつあるということだ。同時に、温暖な気候は人々が泳ぎに行くことが多くなることを意味するが、これは致命的になりかねない組み合わせである。フロリダ・サメ研究プログラムによると、2005年以降サメの攻撃によって7人が亡くなっている。

 

 

英語構文<B>の大意(4)

Lesson 4

(1) 全ての国の教養ある人が、自分が話しているときに気がつくと外国語のフレーズを使っていることがあるのは、これらの表現が本当のことを言い表しているが、母国語には翻訳不可能だからだ。

 

(2) イギリスにおける文化的な媒体としてのラジオの重要性は見落とされることが多い。ラジオ番組を聴いて夜を過ごす心地よい日々に、テレビが乱暴に侵入してきた。それにもかかわらず、ラジオはこの侵入に適応し、視覚的な魅力に欠けるものの、ほとんどの人々の生活において重要な役割を果たし続けている。仕事に出かける前に、料理をしながら、そして寝る時に、人々はラジオを聞いている。

(3) 私はその退屈さに感謝した。その日の午後、路面電車で仕事に向かいながら、私は心配していた。今夜もし大事件が起こったらどうしよう? 警察の捜査報告について何も知らないことを自覚していたので、もし夜半前にボルティモア東部で何か報道価値のあることが起こったなら、自分の無能さがとんでもないことを引き起こすことがわかっていた。幸いにもその夜は静かな夜で、真夜中に帰宅の許可を得た。

LESSON 5

(1) 携帯電話がガンやその他の問題を引き起こすのではないかという一般の懸念にもかかわらず、大人気の携帯電話から出る放射線が重大な健康被害を引き起こすという証拠はまだないとFDAの科学者たちは木曜日に強調した。

また、携帯電話は全く危険性がないことを証明するものもないとFDAは警告している。

(2)  難なく読めるが、話したり書いたりするさいに自分では使わない言葉は多い。こうした言葉の多くは意のままに思い出すことができない。文脈がないと全く認識できない言葉もある。ある意味、私たちはこれらの言葉を部分的にしか知らないのだ。読むときに私たちが困らないのは、主としてこの部分的な理解が言葉が使われている文脈によって補足されるからである。

(3)  日本ほど「国際的」という言葉にとりつかれている国はない。この言葉がホテルからタクシー、石けんに至るまですべてのものに名前として用いられていることに気づくだろう。そして日本で1時間も過ごせば、必ずといっていいほど「国際的」という言葉を少なくとも1回は、目にしたり耳にしたり口にしたりするだろう。けれども、外国人やその考え方にこの国ほど高い障壁を作った現代国家はほとんどない。

 

 

 

英語構文<B>の大意(3)

Lesson 3
(1)
今日では多くの製品が品質も値段も似たり寄ったりだ。どの製品も同じようなものだとしたら、消費者があるブランドでなく別のブランドを選ぶのはなぜか? 認めたくないかもしれないが、テレビのCMや雑誌の広告は、おそらく私たちが思っているよりずっと私たちに影響を与えているのだ。
(2)
両親に対する複雑な感情にもかかわらず、二人からは非常に大きくて長期にわたる影響を受けたので、自分は親の人格を混ぜ合わせたものに過ぎないと気づくことが多い。人生や人間に対する愛情と想像力が母親から受け継いだものだとすると、孤独や自立を好むのは父親譲りだろう。
(3)
産業化時代とは、かつては人間の手で行われていた労働の大部分を機械が引き受け始めた時代であると、私たちのほとんどは普通考えている。その印象はある程度正しいが、それは見かけ上に過ぎない。正確な測定がなければ、産業化時代も機械も大量生産もあり得ないのだ。現代の自動車でハンドルのないものがあり得ないのと同じことだ。

英語構文<B>の大意(2)

Lesson  1
(3)   たいていの場合、過ちが重大であればあるほど、謝罪はより長く、丁寧なものになるべきだ。例えば、混雑した電車の中で見知らぬ人に偶然ぶつかってしまうのは、害のない過ちとみなされ、対応として短くて軽い「ごめんなさい」が求められる。一方で、もし隣人の新車の窓ガラスをうっかり割ってしまったり、上司のスーツ一面にジュースをぶちまけてしまったりすれば、どちらもより念入りに謝罪する必要がある。
Lesson  2
(1)  日本人は、仲間より目立つのを避ける民族である。大勢の中で目立つと居心地が悪いだけではなく、他より突出している仲間を快く思わない。目立つ人は、すぐに友人グループの活動から排除されるだけでなく、社会からも完全に締め出されてしまう。
(2)  本や文書は数が少なければ管理できるが、そのためのスペースが大きくなりすぎて多くの点で不経済になることがある。多くの企業や病院では、組織が依存する文書記録を維持するためのコストが上昇し、これらの記録を利用する人々を雇用する費用よりも高くなっている。
(3)   表現方法を和らげられるようになるのはより困難だった。ロシアでは、自分がすること全てに感情移入することは良いこととされる。私が用いた強い表現は沈黙やとがめるような表情を招くことがあり、それによって私は自分が言いすぎたことを理解したものだ。自分が見た映画の感想を話すさいにも、様々な場面で具体的に何を感じたかについてくどくどと述べすぎた。ロシアでは全く問題ない私のこのやり方が、感情を語る際に言葉をそれほど使わないオーストラリア人にとっては異常だと受け取られるのだと気づいた。

英語構文<B>の大意(1)

Lesson 1

(1)

オリンピックの歴史において、2012年のロンドンは意義深いものとなった。女子ボクシングが初めてオリンピック種目に加わったのだ。このことは、ロンドン・オリンピックでは26全ての競技が男女開催となったということを意味した。この開かれた方針は男女平等という考え方を促進するのに役立つだろう。
IOC(国際オリンピック委員会)はまた、宗教的やその他の理由で女性がスポーツに参加することを許可したがらない国々を説得して、女性たちをロンドンに送らせるようにも努めた。

 

(2)

テレビの画面はそれ自体、強烈な魅力がある。私たちはその動きを見ることにすっかり慣れて、チラチラする画面に依存しているため、テレビに生活を支配され始めている。先日友人からこんな話を聞いた。家のテレビが壊れ、自分と家族はいろんなことをする時間がうんと増えたことに気づき、実際に家族同士で再び会話するようになったとのことだ。考えさせられる話ではないか。