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【冬期講習】センター対策で一石二鳥を狙う方法

センター試験はとても良い試験だと思う。

こんなこと言うと,予備校講師としてはちょっと残念な人と思われるかもしれない。しかし,あえてもう一度断言したい。

センター試験はステキだ♡

標準レベルの大学受験生にとって,きわめてクオリティの高いトレーニングを提供してくれるため,センター対策をすること自体が,英語力全般をバランス良く高めることになり,一石二鳥ってわけ。

以下にその理由を述べよう。

【1】

私立や国公立の2次でアクセント・発音問題対策が必要な人にとっては,最高の練習問題となる。

【2】

A.文法・語法・語彙

一度出た問題はまず出ないので,過去問をいくらやっても直接センター対策とはならない。しかし,中堅レベルの大学の選択完成問題の実戦訓練としては最適だ。

B.整序問題

整序作文と和文英訳,自由英作はまったく異質のものだ。絵描きに例えてみると分かりやすい。

決められたテーマに応じて自由に描くのが自由作文

実際の景色や物をありのままに写生するのが和文英訳

完成品が分からないまま,ジグソーパズルを作るのが整序作文

しかし,思考プロセスは違っても,文法的・構造的・語彙語法的に正しい文を自分の力で作り上げる練習としては,センター試験に限らず,整序問題・条件作文はおすすめだ。

 C.会話応答の英作文

2015年からの新傾向。問題作成部会が公式に発表している,次の作成意図を読んでも,何をしたいのかイマイチ分からない・・

対話形式の文脈を与え、それにふさわしい発話文・語句を選ばせることにより、場面に応じた言語使用に関する能力を測定する。

けれども,ちゃんとした解き方を身につければ(最初は時間がかかるけれど)必ず満点が狙えるところ。カギは時短。

【3】

A.会話問題

2015年から【3A】にお引っ越し(2問)。2014年までは【2B】だった(3問)。

最近は私立・国公立を問わず,会話問題はたくさん出題されている。いきなり解き始めるよりも,センターの会話問題を15年分ほど繰り返し,会話特有の

(1)口語表現

(2)省略と破格構造

(3)問いと答えの対応

(4)短いやりとりの中でコンテクストをつかむ

を身につけることで,センター以降の試験にもつながる。

2月の試験で会話長文が出題される人はまずはセンターの過去問集からやるとよい。ちなみに,センターの赤本はこの世で最もコスパの高い書物だと思う。

B.不要文削除

昔東京大学が出題してたやつ。「文章を読ませ,論理的構成を考えさせ,文脈にふさわしい内容を構成する上で不適切な1文を判断し削除させる」という出題意図に解法の鍵が隠されている。2014年からの新形式なので過去問がまだ豊富にはないけれど,これを解くと英文を読むさいにイヤでも「文脈の流れ」「論理構成」を意識するようになる。スグレモノ。

C.意見内容の要約

趣旨が明確なまとまりのある話し言葉に対する正しい意味での(←ここ大事)パラグラフリーディング。情報の要点を把握する練習としては最高の教材。「丁寧に読む練習はしているんだけど,長くなると全体で何を言っているのか分からない」という学生は,まずはこのセンター試験の【3C】から始めるのがベスト。

3番(のBとC)を苦手とする学生(特に現役生)は多いため,商売上手な輩に利用されることが多い。

「あの3番を○分で解く方法を伝授!!!!!」

なんてね。やれ

「速読」
だの,

「パラグラフの最初と最後だけ読め」

だの,
「キーワードだけ拾って読め」
だの,
「But / Howeverの後ろだけ読め」
だの
「設問に関連するところは読め」
だの,

だったら最初から全部読め!

と言いたくなる。そういうパチモン的特殊テクニック(と呼べない程度のものがほとんどだが)にハマって,「来年もコンニチハ(^_^;」の世界にウエルカムされる必要は一切ない。

フツーに読んで解く練習を重ねるだけでも,英文を読む際の視野は広くなる(木を見て森も見る)けれど,

センター試験に限ってこの3B,3Cの効率的な解法を聞きたい人は,

「仲本浩喜のセンター英語」(12月5日〜)

をぜひ。目からウロコが落ちますよ。

【4】

A.グラフ図表

B.ウェブサイト・広告

残念ながら大問4に関しては,どれほど問題演習をこなしたところで2月の私立・国公立の試験につながる要素はない。逆に言うと,だからこそ効率的な解法(あまり練習しなくていい)を身につけておく必要がある。

その解法とは一言で言うと

読む前の段取り

 

である。詳細は

「仲本浩喜のセンター英語」(12月5日〜)

で。

【5】

2016年に復活を果たした「物語文」。偏差値50前後の学生の多読の教材としては最高だ。決して面白くないけど(^_^; 通年の「センター英語」を受講している学生には,夏休みに寝る前に1990年代から2006年までの6番を読むといいよとずいぶん勧めた。2月の入試で物語文が出題される大学を受験する人は,手慣らしにこのセンター試験の問題から始めるといい。

【6】

いわずと知れた論説文。最近の流行である,最初から段落を分けて設問も放り込んでくるパターンの練習にぴったり。私立の長文内容一致問題が苦手な人は2009年以降の【6】(本試・追試)をやっておくといいかも。

そんなわけで,センター対策を兼ねてセンターの過去問を効率的に勉強することは受験生の学力アップにきわめて効果的。 その上,センター試験対策という名目で私立や国公立の美味しいところまでゲットしようぜ,という欲張りな講座が冬期講習「仲本浩喜のセンター英語」である。自分で言うのもなんだが他人は絶対に言ってくれないので言っておく。

最高のコストパフォーマンスを誇るセンター対策講座に仕上がった。

詳しい内容は次週に。

仲本浩喜のセンター英語 

12月5日(火)〜9日(土) 5限(17:30 〜 19:00)